物撮取材・第1弾
May 18,2016
本日は写真撮影スタジオにお邪魔しました。特別にコスメブランドのイメージ作りで最も重要な被写体の写真撮影・・・所謂、物撮(ぶつどり)現場を取材してきました。ワクワクして早く乗り込むとそこには、まだ心づくしの差し入れ以外何も有りませんでした。そちらに気を取られているうちに・・・10分もたたずに、カメラマンさんやアシスタントさんによりカメラ設置等が始まりました!
その後、スタイリストさんより、大きな段ボール箱や台車に乗った華やかなモノから得体のしれないものが運び入れられてきます。その箱からは大理石等でできた丸い大小の色々なオブジェやお皿がドンドン現れてきます。
い草の香りの漂う茣蓙(畳)、調理道具やカセットコンロ、そして色とりどりの沢山の花々等々…。日本全国や海外からこの日のために取り寄せられた小物や大道具たちが所狭しと並んでいきます。スタッフの皆さんの手際の良さに感動するばかり・・・。
慣れた手つきで、畳を細くカットをしていくスタイリストさん。スタジオでは、カメラマンさんとアシスタントさんが撮影の準備をしていました。その後ろ姿はまさに職人さんです。朝はとても広く感じられたスタジオが・・・あっという間に、多くのスタッフ、真剣な視線、一人一人の熱気で、先ほどとは別世界の場所になりました。邪魔にならないように場所を確保しつつ、スタジオ潜入取材スタートです。
プロローグ
写真撮影における事前打ち合わせは真剣そのもの!
商品イメージ写真を伝えるプロ同士のやりとり、コンセプトディレクターや商品プロデューサー、デザイナー、カメラマン、スタイリストがそれぞれの立場でイメージを落とし込んでいきます。そのコンセプトのベースで描かれたイメージの絵コンテ(まんが)が重要な役割を果たし、打ち合わせは進んでいきます。今回の撮影で商品イメージつくりに選択したアイテムは「仕切りボード」でした!そのボードの手前の世界と、そこから透けて見える奥の世界により魅惑的な今回のコスメブランドの世界観を目指します!その世界は、ボードに遠近感により、はっきりとその映像が映し出され、離れていくにつれぼんやりと霧に包まれていくようなイメージ。この世界観を創り上げるための打ち合わせは、静かな熱気につつまれながらも粛々と・・・続きます。