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緑眩しい軽井沢へ、リトリート旅~KYUKARUIZAWA KIKYO, Curio Collection by Hilton 編

夕刻

フロントスタッフに貰った「おすすめレストラン」リストを参考に、周辺散策も兼ねてディナーをとりに、外へ出てみた。
18時の軽井沢は、まだ明るい。

オープンテラスのある旧軽井沢界隈のレストランでは既に、人々が夜の団欒を楽しんでいた。
通りの所々に並ぶ、大小のレストラン。一つ裏道に入った林の中にランプを灯し佇んでいる、そんな隠れ家レストランを探すのも楽しい。


色々と物色した結果、ベーカリー&カフェ「SAWAMURA」へ入ってみることにした。
パンはもちろんのこと、ピザも絶品。お肉とお魚も満足のいくワインやカクテルと一緒に楽しむことができる。
ドリンクは軽井沢地元の小さなブリュワーでつくられたクラフトビール「コカゲビール」。
アペタイザーには角切りベーコンとクリームチーズのポテトサラダを注文した。マヨネーズを一切使わず、時々シャキシャキとした触感とスモーキーな香りがある。この食感が何かと尋ねたところ、いぶりがっこが入っているのだそうだ。
*いぶりがっことは、囲炉裏の上で干した大根を、桜や楢などの焚き火で燻製にし米糠床や塩でじっくり漬けこむいぶり漬け

自家製リコッタチーズとバジルのトマトソースピッツア。チーズ3種とフレッシュバジルのシンプルなマルゲリータ風のピザは、外側がカリカリ、中がふんわりとした厚みのある生地。
ディナーを堪能し終わった頃には、すっかり日が落ちていた。


ホテルの入り口はライトアップされていて、昼間とはまた違う顔を見せている。
「お帰りなさいませ」スタッフの方々の顔も、だんだん見慣れてきたからなのか。
帰ってくるとどこか、「ただいま。」と言いたくなるような、ほっとした気分になる。




帰ってきたついでに、ホテルの中を少し探検した。
入り口の横には、ホテルで取り扱われているアメニティを始めとしたショップスペースがある。
アメニティのオリジナルギフトセットや、オリーブオイルやジャム等、信州に所以のある品揃え。


地下一階には、24時間あいているジム、そしてNADESHIKO SPAというトリートメントサロンが。その横には、大浴場があった。

探検の最後に、レストラン「SONORITE」の横にあるバー&ラウンジへ、ふらりと立ち寄ってみる。
「いらっしゃいませ」時間は20時。スタッフが出迎えてくれ、キャンドルが一つ灯されたテーブルへ案内された。


ドリンクメニューには、長野で収穫されたシャルドネを使用してつくられたスパークリングワインから、果物のジュースまで、信州自慢のドリンクが取り揃えられている。
ワイングラス越しにキャンドルの温かな灯を見ながら、今日一日の出来事をゆっくりとふり返る。

更衣室も木の香り。石づくりの洗い場と、木造りの大浴場、サウナを備える「Silent Spa」。
絶えず水の音が響く大きな湯舟で、ゆっくり足を伸ばし、一日の疲れを癒すことができた。



客室へ戻り、一息ついた。今日はたくさん歩いたので、意外と足回りに疲れがきていた。
ふくらはぎ、足の裏を、BUDDHIで丁寧にマッサージする。深い呼吸とともに、香り(い草)で心も癒されていく。

夜の中庭が、美しくライトアップされている。
時間をたびたび、忘れていた。なにかをしてもいいし、何もしなくてもいい。
そんなわがままな時間の過ごし方を許してくれる一日だった。



KYUKARUIZAWA KIKYO, Curio Collection by Hilton