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緑眩しい軽井沢へ、リトリート旅~KYUKARUIZAWA KIKYO, Curio Collection by Hilton 編

KIKYO

軽井沢駅のすぐ下にあるロータリーでは、メルセデス・ベンツの前に「KYUKARUIZAWA, KIKYO, Curio Collection by Hilton」のボードを持つスーツ姿の男性が迎えてくれた。
「本日の予定はお決まりですか?」旧軽井沢近辺を散策したい旨を伝えると、「じゃあ、ホテルからもすぐ近くなので乗って行って下さい」
滞在先を一見してみたい気持ちもあり、チェックインの時間までは一旦スーツケースを預け、ホテルまで送ってもらうことにした。
新緑のまぶしい旧軽井沢通りの並木道。連休が明け、人通りは落ち着いている。
外国人観光客が笑顔で気持ちよさそうに風を切り、自転車を走らせている。


ここの路地裏には、緑が広がる。メインストリートから、高い木々のトンネルのような一本道が幾つものびている。
あの道はどこに続いているのだろう?
ある細道を曲がると、木々に囲まれた石造りのエントランスに「KYUKARUIZAWA KIKYO, Curio Collection by Hilton」の看板。
まるで隠れ家のようなスモール・ラグジュアリーホテルが現れた。
ヒルトンのアッパー・スケール・ホテルとして、世界中で約 50 軒の厳選された個性的なホテルリゾートを展開するコレクションブランド「キュリオ・コレクション by ヒルトン」。
自然と一体化しながら、風格のある佇まいだった。


「お待ちしておりました」ホテル入り口ではホテルマンが出迎えてくれ、ロビーへ通される。
ソファで待っていると、スーツケースの番号を書いたカードを渡された。
旧軽銀座へ向かおうかと考えている、と先程ドライバーと話をしていたからか、 「ご参考ください」と、周辺の地図と、おすすめのレストランがリストアップされたリーフレットも貰った。
「行ってらっしゃいませ」身軽な体で、地図を片手に歩きだす。

ちょうど同じホテルから出てきた、欧米風の男性がスマホを手に歩いていくのが見えた。
同じ進行方向で細道を出てみると、先程の旧軽井沢通りに。この並木道は、旧軽銀座の入り口、ロータリーへ続いている。
ロータリーへ到着したところ、10時はまだ早いのか、人通りは少なめだった。

ゆるやかな坂に、小さな屋台、お土産屋さん、お洒落なバルに、テラスを構える二階建てのカフェ等が並ぶ。
旧軽井沢銀座は、江戸時代は中山道の宿場町として、明治以降は避暑地の顔として西洋文化を取り入れて繁栄したという。 柳の木の下にちょうど良い木陰とベンチがあったので、休みがてら遅めの朝食をとることにした。

そこにあったのは、あの「三笠ホテル」秘伝のカレーを使用したカレーパンが楽しめるカフェ。
小窓のカウンターから注文すると、マスターが揚げたてを用意してくれた。


ロータリーから「三笠通り」を進むと、明治・大正時代の日本を築いた著名人が訪れたといわれる明治39年創業「三笠ホテル」がある。
旧軽井沢銀座の雰囲気を暫し味わった後は、散歩を兼ねて軽井沢駅まで歩いてみることにした。
話題のクレープ屋さん、軽井沢ニューアートミュージアム。歩いてみるのも、自転車で散策してみるのも楽しい。
旧軽井沢だけでも、見どころは多い。



KYUKARUIZAWA KIKYO, Curio Collection by Hilton